第2章 reopen -再開-
あの日から約半年が経つ
その間リヴァイは私に1度も会いに来てくれなかった
何度か地下街の近くまで行ったんだけど、怖くてあまり近づけなく、リヴァイにも怒られそうだから無理だった
リヴァイ、何で会いに来てくれないの?
リヴァイのバカ!
あ!もしかして、怪我が中々治らないとか?それなら急いでリヴァイの看病に行かなきゃ!
でも、来るなって言われてるし……
どーしよー……
そんな葛藤の最中、コツンと窓ガラスに石がぶつかった
何?と外を見れば見覚えのある人影
ラルは急いで外に出れば、そこにはずっと待ち望んでいた人がいた
「リ、リヴァイ……」
「チッ」
リヴァイと呼べば舌打ちをされた。
リヴァイだ。リヴァイだ!
「リヴァイー!!!」
嬉しさのあまりラルはリヴァイに抱きついた
「て、てめぇ。抱きつくんじゃねぇ!」
そう言われてもラルはリヴァイにギューッと抱きついていた