第1章 an encounterー出会いー
拳銃を向けられたリヴァイは、タラリと冷や汗を落とす
ラルはリヴァイの袖をギュッと握り、リヴァイの後ろで震えていた
そして、閉じていた口を開いたラル
「ご、ごめんなさい。私、おじさんに…着いていくから…。
リヴァイを、リヴァイを殺さないで…!」
涙を流しながら言うラルは、ガタガタと震えていて
その言葉を聞いたおじさんはニコッと笑って、手を差し出した
「そうか…。なら、こちらへ来なさい」
そのおじさんの手をラルは、震えながら掴もうとする
ニヤニヤと、おじさんは笑っている
そのラルの手をパシッとリヴァイが掴む
「!!」「!?」
ラルとおじさんは驚き、リヴァイを見た
もう限界なのか、顔は青白く、息もかなり荒い
「誰がっ、ラルをやるって、言ったんだよ…?」
「リ、リヴァイ!」
ラルはおじさんに伸ばしていた手を引っ込め、リヴァイの首に絡めた
「チッ」
と、舌打ちをしたリヴァイは、おじさんを睨み付ける
「き、貴様~!!!嘗めた真似を!!!」
と、また拳銃を突きつけようとするおじさん