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進撃の巨人ーanother storyー

第1章 an encounterー出会いー




走ってるとき、さっきまで繋がれていた手が離れたと思ったら、リヴァイがバタッと倒れた


「っ!!リヴァイ!!」


見ると、リヴァイの足からは血がドクドクと溢れ出ていた


リヴァイは苦しそうに顔を歪め、荒い息を溢す


ザッザッとおじさんは徐々に近づいてくる


「リヴァイ!!リヴァイ!!」


揺すっても揺すっても、リヴァイはハァハァと息を吐くだけで、体を動かそうとはしない

否、動けなかった


一発目、リヴァイの肩に命中し、

二発目も足に当たったのだ


リヴァイから血が止めどなく溢れていた



どうしよう……このままじゃ……


リヴァイが死んじゃう!!


涙をポロポロ流し出したとき


「ラル……逃げろ…。」


リヴァイが微かな声で言った


その言葉にラルは首を横に振る


「嫌!逃げるときはリヴァイも一緒なの!

一人で逃げるなんて……嫌!!」


「チッ…。んなこと言ってる場合じゃねぇだろ!

早く逃げろ!」


どんなに言っても、ラルは逃げようとはしなかった



「ようやく大人しくなったか」


遂におじさんが来てしまった


「さぁ、お嬢ちゃん、来るんだ」


と、怖い顔をしながら、ラルに手を差し出す


しかし、そのおじさんの手をリヴァイが払いのけた



「はっ、誰がお前なんかにやるかよ。」


リヴァイはラルを自身で隠す


「てめぇ…!!!」


その行動におじさんの我慢も限界がきたようだ



「殺す!!!」


そう言ってリヴァイに拳銃を向ける






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