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弱ペダ短編集

第4章 赤頭の彼(鳴子章吉)


「あ、スンマセン!怪我とかないですか?」

そう言って赤い頭の彼は私の手から落ちた大量のノートを一緒に拾ってくれる。

「ううん。こちらこそ不注意だった。ごめんね。ありがとう。」

ぶつかってしまったことを謝り最後のノートを受け取る。
すると突然彼はキラキラした表情でこちらを見つめてきた。
どうしたのかと戸惑っていると彼はズイっと身を乗り出し顔を近づけてくる。

「先輩、ごっつ綺麗やなー!ワイ、1年の鳴子章吉言います!よろしゅうに!」
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