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【ヒロアカ 】変態に好かれても良いことなんてない!【轟焦凍】

第9章 うそ…でしょ…



〜轟視点〜

雪乃とトイレで別れたあと、俺は会議室に入る

「おせぇぞ!半分野郎!!」

「そうか」

爆豪に怒られたけどいつものことだから軽く流して緑谷の隣に座る。

「じゃあ、みんな集まったしそろそろ始めるか」

上鳴がそういうと爆豪が続けて本題について話す

「ここ最近媚薬の個性を持ったヴィランが一般人に個性を使って性犯罪を犯させる事件が続出してる。

目撃情報によるとそのヴィランは、年齢不詳で中肉中背の黒ずくめの男で甘い匂いを放ってる。

個性の発動条件は他人に自分の唾液を摂取させること、つまり手口としては男女問わず声をかけてキスをして唾液を摂取させてる」

「ただのキス魔かと思いきやとんでもねぇ個性だなぁ」

上鳴は若干引き気味にうぁあと声を漏らしながら呟いた

「かっちゃん、その個性の解除方法は分かってるの?」

「あぁ、解除方法はとにかく好意を抱いてる異性に自分が満足しきるまで性欲をぶつけること。唾液の摂取量と発散し切るまでの時間が比例してるらしいが詳しい事はまだ分かってねぇ」

「なるほどな、夫婦や恋人同士なら事件に発展する事もねぇが片想い中の相手を無理矢理ってなると事件に発展してくってわけか」

俺がそういうと上鳴がうなずく

「しかも、ヴィランもその辺りどうやって調べてるのかわからねぇけど必ず配偶者や交際相手がいない独身者を狙ってるって話だぜ」

「でも、一般人に個性を使って性犯罪を犯させて犯人に何のメリットがあるんだろう」

「金じゃねぇのか?」

俺がそういうと緑谷と上鳴がどういう事?と聞いてきた

「一般人に個性を使って性犯罪を犯させるこの事件…調べによると個性の影響で理性が効かなくなった一般人が場所を問わず相手を犯す傾向にあるらしい。
その光景をカメラで撮影して素人モノAVとしてネットに流して利益を得てるんじゃねぇかと」

「その通りだ。現に被害者達の胸糞悪ぃAVがネットに無断で公開されてるが海外のサーバーから挙げられてるから個人を特定するに至ってねぇのが現状だ」

爆豪がそう言って机の上にあるコーヒーを飲む

「とにかく!俺と轟んとこの管轄区域が1番被害者が多い。奴もその辺に住んでるかもしれねぇ…それらしい奴がいたら充分マーク!現場見たら捕まえろ!!解散!」

飲み終わったコーヒーカップを片手に爆豪は上鳴と共に会議室を出る
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