第1章 生きて
「まず、私の知っているポートガス・D・エースの死因は肺を焼かれたことによる窒息死です。弟を庇い、赤犬のマグマの拳によって腹を貫かれたのが原因ですね。」赤色を指さし、私は淡々と話し始める「次になぜそうなってしまったのか。エースを助け出すことが出来たみなさんは一目散に引き返します。ですが逃げる皆さんに赤犬がこう言うんです。エースを解放して即退散とはとんだ腰抜けどものあつまりじゃのう 白ひげ海賊団。船長が船長..それも仕方ねぇか、白ひげは所詮...先の時代の敗北者じゃけぇ。..こんなことを言われてあのエースが立ち止まらない訳が無い。」本当に、ばかだ。逃げて欲しかっただれも、何も言わずに見ていた「そうしてエースは赤犬に肺を焼かれました。.....続いて、これを回避する方法として、大まかにほかの事も説明しますがかなり詳細を省くので質問がありましたらどうぞ。」そうして、私たちの話し合いが始まった。途中で漫画を取り出したらみんなに驚かれ、そう言えば漫画とか別世界とかは詳しく説明してないんだよね。と思う..よく信じて貰えたな__信じてもらえた、というか一理ある、理にかなっている。信用に値すると個人で判断してどこまで採用するかを任せたという所だろうか、私の事を信じる事は出来ないけれど、信用出来ないと断じるほどグランドラインの破天荒さを見てはいない、みたいな。私に考えても分かるわけないか、と首を少し傾げてさっさと寝ることにする寝床とご飯も提供してもらって、本当に寛容な人達だなぁと思う”白ひげ海賊団になにかしよう”と思っている人間ならこの時点で震え上がっていることを自覚しないまま警戒心ゼロでモモは眠りに落ちたのだった次の日なんだかウロウロするのも申し訳なくて自室に籠る本当にワンピースの世界にいるのか...起きたら現実にいるんじゃないかなんて思ったけれども、無用の心配だったようだ何度も流れをシュミレートするそうだ、とスマホの電源を入れた無理かなー、と思いながらNetflixを付けるそしてワンピースをタップして再生....「できた....。」ワンピースを再生して、私はインペルダウン脱出からの流れを何度も見返すそれから1週間たった