第8章 彼女が大事すぎて
唇から滑り込む舌が甘く感じ、
緊張を解けば、琉夏の息遣いまでちゃんと聞こえる。
「ふ、ぁ…っ」
唇への愛撫が段々と熱を増した。
それと同時にワンピース越し、脇腹に琉夏が触れてくる。
触れた琉夏の掌が生地を滑り、胸の膨らみへと届いた。
「ん…っ」
初めて男の人の手に触れられた胸はその下でトクトクと小さく鼓動を感じた美奈子
琉夏によって優しく包まれ、円く撫でたり少し入る力で揉まれたり。
琉夏の膝が、膝頭を揃えた美奈子の両脚をゆっくり割り広げるーーーーー
反対の掌が太腿を這う感触、その手がワンピースの裾から潜り込む気配。
「ふ…ぁん…っ」
下肢に意識を集中していると、胸を揉みしだいていた掌はいつの間にか背中へと回されていた。
「あ…」
自分でも一回では外せなかったりする下着のホックを、琉夏は服越しから片手でいとも簡単に外してみせた。
胸が下着の圧迫からふわっと一気に解放され、それと一緒に気持ちまで緩んでいく。
ホックを外した手が肩に掛かるワンピースの肩紐を二の腕に滑らせ、鎖骨も下着も露になっていくのを自然に受け入れられる。
二の腕まで下りた琉夏の掌が再び脇腹を通り胸に届けば、直に肌で感じる熱い体温。
「ん、ぁ…」
初めて胸に触れた琉夏の手は大きくて、熱くて、優しい。
耳元に滑る唇は耳たぶを柔らかく啄み、くちゅりと舌を捩込まれ、そのくすぐったい感触に肩を跳ねた。
耳で遊ぶ舌先に意識が回っていると胸の先端、ぴんっと主張する突起に琉夏の指が引っ掛けられる。
「あ…っ」
片手だけで乳房を掌の横で押し上げながら突起を指の腹で摘まれたり、押されたり弄られたそこは、硬さを増して反応を琉夏に伝えた。
はむっと最後に耳たぶを甘噛みした琉夏の柔らかな髪が、美奈子の顎をかすめて胸元に沈んでいく。
胸に感じる唇の弾力と舌先の生温かさ。
「あ、ぁん…」
本当に出るものなのかと疑っていた甘く喘ぐ声は、自然と鼻に掛かり口からついて出た。
そんな自分の声を初めて聞いたのは美奈子だけじゃなくて。
「はっ…可愛い声…もっと聞かせて…」
「そ、そんなの…んっ、あ」