第5章 魔法使い
「……んっ」
「なに、この服……こんなに触り易かったら服としての機能も無いようなもんじゃん」
「そ、そんな事言われても……」
「つくづく……花椿には優秀だって伝えなきゃな」
「も、もう……!」
長く尾の伸びる裾ライン、それは下手なシフォン地等に比べたら捲り易くもたつかない。
美奈子の首筋から鎖骨の傾斜に唇を這わせながら、琉夏の手は下へ下へと降りてい。
ドレスの裾の中へと忍ばせたなら今度は上へ上へと脚を撫で上げる。
「…ぁ…琉夏ちゃん」
「余計なもの……脱がしていい?」
「……っ、ふぁ」
『余計な物』と言われたショーツ、それに指を掛けるとするりとお尻の山を滑らせて腿の付け根辺りにまで下げた。
真っ黒なドレスの中、擦り下ろされたショーツをそのままに、太腿を数回撫で上げた琉夏の手が下肢の狭間に潜っていく様は、ストレッチ地の下で丸々と様子が見て取れる。
美奈子の肌にぴっちりと吸い付いたようなドレスの中を動き回る自身の手付き、それは独占欲を駆り立てられた後の琉夏に彼女への征服感を十分に与えた。