第13章 可愛いよ、×××…俺が欲しい?
お伽噺の絵本の中の王子様で紳士的でフェミニスト、お姫様がピンチの時にはヒーローになり如何なる時にも優しく温厚で沢山の愛情を注いでくれる。
でも―――…。
「美奈子、今夜は俺の腕の中で眠ってくれる……?」
一度夜が訪れベッドに二人の影が深く沈む頃。
王子様でありヒーローである彼氏は情熱的なただの一人の男に変わるのです―――……。
家庭的で素朴な味を「美味しい」と微笑んで二人、一つのタルトタタンやクリームパンを食べたのは日中。
穏やかに微笑みを浮かべ、アイスココアを飲んでいた彼は、今や金糸の毛先から汗の雫を滴らせている―――。
「ぁ、あ!ルカ…くんっ…お願いっ、もう……!」
恍惚に蕩ける表情で目尻に涙を滲ませる美奈子が、そう懇願するのは至高の絶頂。
駄目駄目と首を左右にふるっと振り、上気した頬を堪らず枕に押し付けて、解放されない愛撫の雨をひた浴びる。
「ねぇ…わかる?甘い蜜がこんなに花弁から滴って……美奈子の蕾が紅く色付いて俺を誘ってる……」
「お願…っ、ルカくん…私もう……」
「いいよ、気持ち悦くなって。今夜も朝まで離すつもりは無いから……何度でも悦くなって」
「違っ、私はルカくんと……ぁ、ああ…ぁ…!」