第11章 ボディーガード?番犬?オオカミ?後編
何事かと美奈子が湯船の中に視線を落とせば、自分の両脚の間から琉夏自身の切っ先が覗いていて―――それは俗に言う、素股ってやつで。
「ゃ…何か、これって……ぁあんっ」
「はッ……美奈子のここ、ぬるぬるしてて気持ちいー……。動かすから、押さえてて?」
「お、押さえるって……」
「ちゃんと美奈子の気持ちいい所に当たるように、俺の……こうやって押さえててくれる?」
「ッ、……!」
カアッと赤らんだ顔が更に熱を持ち、美奈子の頭の中が一気にぐらぐらと逆上せ上がる。
割れ目の間でゆっくりと前後に動き始める琉夏の熱塊。
その切っ先である鈴口を、愛液の滲む蜜部にちゃんと宛がうようにと、琉夏の手が美奈子の手を自身の先端へと誘導していく。
そうして、浴槽がちゃぷんっと波立つ。
「……ぁ、ああっ、ふぁっ!」
「気持ちいい……?」
琉夏の腰がゆさっと前後に揺れる。
瞬間、彼の猛りの幹が割れ目をスライドして、それがまた何とも言えない快感を生み出す。
湯船の中、触れ合うそこは熱くて熱くて火傷しそうで。
美奈子の手の内で琉夏の熱塊がヌッヌッと動き、蜜部の小さな突起に彼の先端が当たって気持ち悦くて、悦過ぎて―――。
(…も、駄目っ。こんなの、気持ち悦過ぎてどうにかなっちゃうよ…っ……)
狭いのに換気の間に合わないバスルームは、噎せ返る程に湯気が立ち込めていて、体感からも内側からも熱に当てられ、目眩がする。
ちゃぷんっちゃぷっと跳ねる湯船。
沸き上がる芯からの快感にブルッと身体は震え、耐え兼ねて浴槽の縁にぎゅっと掴まった。
耳元で吐かれる琉夏の吐息に、肩にうなじにと滴り落ちてくる汗混じりの水滴に。
愛しさも快感も一緒くたとなって、そうして美奈子に訪れる絶頂―――。
「ぁ、ああっあ…、イッ………!」
ぱしゃんっ、!
お湯を叩くように全身を跳ねさせて、美奈子が高みに達し果てた。
……と、次には琉夏の胸板に美奈子が身体をくたぁと預け、へにゃへにゃと脱力している。
「美奈子?」
「琉夏ちゃん~……熱い」
「あ……」
―――案の定、
琉夏の腕の中で、茹で蛸のように真っ赤な顔の美奈子がキュ~と逆上せてしまっていた。