第4章 Chapter 3
バッターは至って真面目で私の返事を待っている
おでこから嫌な汗が流れる感覚がした
「え、ほ、本気?」
「一生添い遂げる想いでいる」
「で、でも...いきなりそんなこと言われても...バッターさんのことは男として見ていなかったし」
「バッターと呼んでくれないか」
「えぇ...いやっ、その...と、とりあえず時間が欲しいかな…」
目の前の男は少し眉を顰め何かを考えているようだった
どう答えたら正解なのか分からない
そもそも何故私を好きになったのか…
悩んでいる私をみてバッターは口をひらいた
「俺と付き合わないのなら今ここで舌をかみ切る」
何言ってんだコイツ
よくもまあ恐ろしいこと言えるね…
「脅してまで付き合いたいの...?」
無言でコクリと頷くバッターにやりきれない気持ちでいっぱいになった
脅しだと分かっていても本当にやりそうだから答えに頭を悩ませた
「貴方に恋愛的感情を持ってない私だけど…後悔しない?」
「いざとなれば洗脳するから大丈夫だ」
「怖いこと言わないでくれる?」
なにが大丈夫なんだとツッコミながらバッターから距離をとる
「…やっぱしばらく考えさせて」
「いつまでだ」
「あー...シャワー浴びてる間に考えとくから!」
今すぐ返事が欲しそうな顔をしていたが「わかった」と諦めたよに返した
あきらかに拗ねているバッターを尻目に何処にあるのか分からないシャワー室に向かった