第2章 Chapter 1
ひょんなことから隠れて過ごさなきゃいけなくなった二人
(二人とはバッターとのことである)
隠れる場所は用意してあると言うので大人しくバッターの後ろをついて行く
しばらく細い通路を進むことになったのでどうしても気になっていたことを聞くことにした
「あーなんていうか…私のこと好きなの?」
「……俺は今まで他人を好ましく思ったことはない
だがお前だけは、あかねだけは何か惹かれるモノがあった
どうしても手にいれたい…側に居たいと思った
これはお前が思う【好き】という感情か?」
「え…微妙…分からないよ……」
「そうか」
暫くの間お互い無言が続いた
気まずいと思った私は別の話題を話しかけた
「そういえばザッカリーはこの世界を無視できるようになったけど隠れ家はバレたりしないの?」
「世界を無視?どういうことだ」
「ゴメン…言い方が悪かったね…
ザッカリーは私のパソコンを乗っ取ったみたいで本来行けない場所に行けたりすることができるみたいなの
多分だけどね…多分」
「そうか……だが安全しろ
恐らく自由に行動できるようになっただけだ
よほど無理をしない限り相手の場所を探知するのは不可能だ」
「もし無理をしてたら…?」
「体が保てなくなりバグに侵食されて消えるかゴミになるだけだ
だから相手を探知したい場合は糸で結ぶのが一番いい」
糸…?ああ、確か前に赤い糸がバッターと繋がっていたことで居場所がバレるやらなんやら有ったね
なるほど…
「そういえば糸ってどこで入手したの?」
「が俺を操る時に使用した糸を使った」
「?」
「ゲームで俺を動かす時にお前はキーを押すだけだったがゲーム内では糸で俺は動かされていた」
「そうだったんだ…」
長々会話をしているといつの間にかひとつの扉にたどり着いた
扉にはドアノブが無く、どうやって開けるのだろうと思っていたらバッターが手をかざした
するとぼんやりと緑文字が浮かび上がった
[家主認識………お入りください………]
自動的にガチャリと開くと同時に花のような香りがした
「暫くの間ここで過ごすぞ」
そういってバッターは私を部屋の中へ押し込んだ