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OFF you

第5章 Chapter 4


「どうしたの?」

シュガーは不思議がっていた
は確実に元の世界に戻りたがっていた
なのになんで険しい顔をしているのか
なにか彼女を迷わせるような物があっただろうか?

「聞いて、お願い、聞いてほしい
ザッカリーは今この世界に欠陥がないか必死に探している
どうしてだか分かる?キミを逃がさないため」

お願い逃げて
こんな寂しい世界に貴方は存在しちゃいけない
ゲームはゲーム通りハッピーエンドを迎えなきゃいけない
貴女にはこのゲームのハッピーエンドは似合わない
この奇妙な世界から逃げて、逃げのびて家族と幸せに

「早く…早く私に触れて」

さあ私(鏡)に触れて
それがこの馬鹿げたゲームを終了させるためのキー

…だが彼女は鏡に触れなかった

「…どうして?何がキミを止めるの?」

もう”時間が無い”

「ごめんね…せっかく用意してくれたのに裏切る形にしちゃって」

「……」

「私、は...情に絆されたのかも...しれないね
バッターを置いていくのはなんだか空しい
それにジャッジのことがまだ解決していないのに逃げるのは人として終わってる」

なんてお人好しで愚かなのだろう
きっと彼女は後悔する
…けど彼女が決断したことに私は止める力を持っていない



時間切れだ





「さよならPlayer、ようこそトモダチ」

鏡にシュガーが一瞬写った
そこには辛そうな、悲しい表情をしたシュガーが居た

それが合図に鏡はバラバラに崩れ周りに散らばった
それがまるで私の人生のように

「...本当は帰りたかったんじゃないか?」

どうやらバッターは全てを見ていたようだ
いつの間にか後ろに居たバッターはに手を乗せた

「あは…は…そう、だよ…そうなの…」

泣きだすの頭をバッターは無言で撫で続けた
そして心の底からホッとした

ああ、が惑わされなくてよかった
だが、まだは『不完全』だ
俺の傍から離れられないように追い詰めていけばいい





それにしても...

あの女はを気安くトモダチ呼ばわりしていた
初対面なのに随分と馴れ馴れしい生き物だ

それにPlayerの存在を確認できるキャラじゃなかったはず

どうして知っていたんだ?

……くそ、仕事が増えたな

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