第22章 観光二日目
観光2日目は浅草とスカイツリーに行くことになった。
浅草に着くと尽八はすぐに目を輝かせてあたりをキョロキョロしている。
巻島さんはというと人の多さに多少気圧されているように見える。
「お!あそこにいいものがあるぞ!巻ちゃん!茉璃!行こう!!」
(良かった…いつも通りの尽八だ)
尽八はある一件のお店を指差し、ズカズカとその中へ入って行く。
「ん?呉服屋?」
『これじゃないですか?』
私は尽八が入って行った呉服屋の立て看板を指差して巻島さんの方を見る。
「着物レンタル…って、東堂まさか!」
「すみませーん!着物レンタル3人分お願いします!」
『やっぱりか…』
私たち2人は尽八に引きずられるように店へ入り、無理やり着物へと着替えさせられらのだった。