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蝶と蜘蛛

第77章 最後の時間(巻島目線)【裏あり】


(ヤッベェ…ちょっとやり過ぎたショ…)

目を覚ますと、時計の針はすでに昼を回っていた。
横には静かに眠る茉璃の姿。
シーツの隙間から覗く白い肌に無数の赤い花が咲いている。
その一つ一つが昨夜の熱の証みたいで思わず苦笑いが漏れた。

『ん…何笑ってるの?』

茉璃がゆっくりと目を開ける。

「いや…何でもねェショ」
『嘘。絶対なんか思ってたでしょ』
「…まぁ、ちょっとやりすぎた…ショ」

そういうと茉璃は息を吐いてシーツを引き寄せた。

『本当に…全身痛いんだけど…』
「わ、悪いとは思ってるショ。でも、可愛い茉璃の姿、ちゃんと焼き付けておきたかったんショ」
『…ばか』

そう言いながらも茉璃は笑って俺の胸に額を寄せてくる。
その仕草が愛おしくて、また腕を回して抱きしめた。
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