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ドラゴンボール/ラディッツ

第10章 理由(リクエスト)


「サイヤ人共め~。人が倒れているのを見ながら無視するとは……」

治療室の一角でそうぼやくドドリア
壁の中から救助されたザーボンは脇腹を押さえながらイスに座っていた

「まあ、奴らはナッパの事も無視したからな……それよりもフリーザ様はラディッツをどうするのだろう。あの様な力を持っているとは……」

そう言いながらメディカルマシーンに入っているフリーザの方を見る
本人もここまでダメージを受けるとは思っていなかっただろう
このままラディッツを配下として置いておくつもりなのだろうか

(大丈夫ですよ、ザーボンさん。ミズナさんが居ればあの力は制御出来ます。上手く行けば、全宇宙の征服も出来ますよ)

言葉を発したつもりだが、口に呼吸用のチューブが入っていて相手には聞こえない
それ以前に液体があっては言葉にならないだろう
ザーボンはドドリアの方を見ると眉を潜めた

「口が動いている様だが……どうしたのだろう」
「夢の中にまでラディッツが出て来てうなされてるんじゃないか?……あれは悪夢だよな」

現実でも夢であってくれと思ったあの光景
2人は液体の向こうで揺らめいて見える主を哀れみの目で見つめた
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