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【鬼滅の刃】ウタカタノ花

第6章 幕間


「齢は14~5ほどの少年で御座います。大海原玄海と同じく、海の呼吸を用いておりました」
義勇の脳裏に、つい先日会ったばかりの汐の姿がよみがえる。

まだ刀を握ったばかりだというのに、粗削りながらも独自の呼吸を使いこなしていたこと。そして、年相応にはとても思えない、あの鋭い眼と声。
柱である自分をああも圧倒できるものなのか。それとも、年相応に見えるだけで、実はかなりの手練れであったのか。だが、今の義勇に、それを確かめるすべはない。

「そしてとても珍しい、青い髪をしておりました」
そう告げると、今度は耀哉の肩が小さく跳ねた。

「青い髪・・・?青い髪と言ったのか」
「お館様?」
「そうか、青髪の者が・・・。ありがとう。もう下がっても良いよ」
それだけを呟くと、彼は義勇に穏やかな声で下がるように告げた。義勇は怪訝そうな表情をしたものの、その理由を尋ねることもせずに腰を上げた。

「ああ、そうだ。一つだけ言わせてほしい」
「なんでしょうか?」
「義勇。君が真直ぐで忠実な性格をしているのは心得ている。だが、流石に性別を間違えるのはどうかと思うよ」
彼のその声色には、優しさと困惑が入り時交じっていた。
義勇は再び怪訝な顔をしたものの、これ以上は何も尋ねずに部屋を後にする。
義勇が彼の言葉の意味を理解するのは、この少し後の事だった・・・
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