事故って転生したら審神者になりました……しかも男!?
第2章 なんですと!?
加州「主~戻ったよ~」
『おかえり清光』
男として転生して20年、大学生になって二度目の人生を謳歌中目の前に妙な狐が現れてただ一言
「審神者になりませんか?」と。
こんのすけと名乗る狐の説明だと《審神者》は刀の付喪神を従わせて歴史が《歴史修正主義者》によって変えられないようにする仕事らしく俺にはその能力があるらしい。
なんかSFみたいで胡散臭かったが実際に狐がしゃべってるし記憶が残ったまま転生もしちゃってるし、なにより大学を卒業した後のこと全然考えていなかったからまあいいかと引き受けた。
報酬もあるらしいし…。
そんなわけで審神者《朧》として就職した。
本丸という場所に移り最初の仕事初期刀として前の持ち主があの沖田総司だったといわれる刀に霊力を注いで顕現してみた。
加州「あー。川の下の子です。加州清光。扱いづらいけど、性能はいい感じってね。」
イ……………イケメンだ!!!!
…………ヤバイ。
刀の付喪神だというからもっとゴツいイメージしてたけどイケメン出てきちゃったよ!!
いくら男に転生したからって中身は一応女だから、駄々でさえ目の前のイケメンに心臓がドッキドキだよヤバイよ変なわらい方しそう!!
落ち着け大丈夫。
OL時代うざいクソ上司にセクハラ発言されても冷静に対処した。
あれと同じ、大丈夫!
俺は男!!
男が男に興奮していたら明らかに気持ち悪い。
コホン……。
よし、まず深呼吸してからニッコリ笑って……
『初めまして加州清光、俺は審神者の朧』