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日常―私たちの普通じゃない少しおかしな思い出話―

第11章 三月 別れ。


 顧問の声で私たちは部室に入る。私たちは…私は内心ニヤニヤして先輩の前に立った。でもそこまで驚いてなかったから少しビビった。少しは驚いてくれよパイセンたち…。



 「一年間ありがとうございました。高校でも頑張ってください」
 真面目な顔であの冊子を渡す。…先輩の反応どうだったと思う?「あ、ども」だよ!?いくらなんでも薄いでしょ反応が!
 なんて密かにツッコミを入れながら先輩たちのお礼の言葉を聞いた。…あ、部長泣いてる!ヤバイニヤニヤしそう…。



 それからは早かった。連絡先聞いたりとある奴(我らの嫌われ者)が泣いているのを見て「…うぜぇな」って思ったり(おい)。先輩たちを見送り、しばらくしてから私たちは外に出た。見上げた空は、明るかった。
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