第10章 十二・一・二月 先輩へのプレゼント
それから私たちは、準備室に引きこもり表紙を作ったりなどの作業を始めた。
まだ部活にきていた先輩に「何してんの?」とそれはもうたくさん言われたが、ドアの鍵を閉めて耐えた。必死に。
それは突然起きた。プロフやらなんやらを書く紙。大体の人みんな、
書いてきてないだと!?
必死に書かせる私たち。先輩たちも来てなかったから、部活時間を使って。
「これ、どうなの?失礼なやつじゃないの?てかこれはいくらなんでもやばいだろ!!」そう思うものもあった。そりゃあもう無理やり直させたよ。ありゃあもうやばかった。
それよりもやばいことがある。突然やってきた私が嫌いな先輩…仮に不良もどきパイセンと名付けよう…に準備室を覗かれたのだ!!ってか勝てなかった。おしが強いよパイセン。
さすがにみられちゃ困る。ということで猛スピードで片づけた。そのおかげでバレなかったけど。ほんと、何十分の居座るのヤメテもらえますか?不良もどきパイセン。