第7章 八・九月 年に一回の学校祭!
そうこうしているうちに九月。私たちは体育館出入口上の装飾作りをすることに。私は不器用すぎて何の役にも立たないため、雑用係に。
…。ある日。如月はとてもイラついていた。まあ、私もだけど。
体験入部してきたやつ(同学年)に作業を手伝ってもらっていた昨日。最初は「作業速いなー」とか思ってみていたものの、今日違う作業するときに気づいた。
「あいつの仕事、雑すぎて話にならない!全部やり直しなんだけど!!」
ほんと殺してやりたい。(おーい、本性出てるぞ~)私たちの仕事増やしやがって!(私、役立たずだから何もできなかったけどさ)
その後、すべての作業終わるまで特に如月はいらいらしっぱなしだった。
完成した作品を見る。凄いこと、今わかった。周りからの反響もいい。なんだかんだ言ってやってよかったかな~。(おーい。あんた雑用やってただけだろ)
そういえばこの時、「本オタク」と呼ばれていたような…。如月に。私はオタクではない!そう思っていた。うんうん。…どうでもよかったね。すみません。