第8章 十・十一月 中文連
「…よっしゅあああぁぁぁぁぁぁぁ!!」
「莉愛ちゃん煩いんだけど」
「そーだ。少し黙ってろ」
りいちゃんと如月の二人にはそんなキッツーイ言葉浴びせされたけど、私はそれよりもテンションが上がっていた。なぜって?
部活でタブレットが使える!しかもインターネット!!好きなこと調べ放題じゃん!
「そんなの家でもできるじゃん」
いやいや如月よ。君は知らないかもしれないけど私はスマートフォンというものを持ってないのだよ。パソコンも持ってないのだよ。←これ、去年です。
ネットなんてな、こっちは使わせてももらえないんだぞ。それが!今!あの顧問がいない間!ネット使い放題なんだよ!敬愛するアーティスト様の歌詞を調べ放題なんだよ!
「ほんと莉愛ちゃんうっさい。黙ってくんない?」
ハイ。すんません。
結構ガチのトーンで言われた。そんなにうるさいかな?とにかくネット♪楽しみだな~♪
その後、私とりいちゃんは関係ないことを調べまくっていたそうな。