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日常―私たちの普通じゃない少しおかしな思い出話―

第4章 六月 陶芸


翌日。少し遅れて私が部室に行くと、そこには…。



粘土をこねている先輩たちがいた。…あ。つめ切ってくるの忘れた。
部長から一通り教えてもらい、粘土をこねる。あれ、意外に手につく。つめの中に粘土が入るっ!ほんの少しイラっとしながら、柔らかくなるまでこねる。こねる。こねまくる。



如月やりいちゃんも来て、やり方を教えつつも形を考える。意外に悩む。柔らかくなった粘土で適当に形を作ってみてはしっくりこなくて崩す、それの繰り返し。


その日はそこまでで終わった。次の部活のときもやるらしい。なんか楽しみだ。
どうせならずっとこんな部活が続けばいいのに。
絵を描くことより、何かを作る方が好きな私はそう考えながら帰路についた。
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