第5章 恋が叶うオムライス
「ダディ、マミー。俺、○○と一緒に喫茶店を経営するよ」
「うん、うん」
「これで孫も保証されたな」
「ダディ!!気が早いぜ!」
「じゃあ私たちは、帰りますね」
「ありがとうございました」
「カラ松はどうするの?」
「もちろん、ハニーのそばにいる」
「もう。この子ったら最近、ずっとこんな感じでね。暇さえあればあなたの話ばかりなの」
「ふふっ。そうなんですか」
「もう!早く帰りなよ!ハリーアップ!」
両親は笑いながら帰って行った。
「全く…!」
そう言うカラ松の顔は、真っ赤だ。そして○○を見つめ、抱きしめた。
「○○!もう離さない!退院したら、結婚しよう」
「…はい!」
それから数日後、退院した○○はカラ松と一緒に、○○の弟の墓に来ていた。
「お姉ちゃん、この人と結婚するの。よろしくね」
「はじめまして、カラ松です。君のお姉さんは、必ず幸せにします。どうか見守っていて下さい」