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【R18】初恋を君に

第5章 幸せな時間


家に帰ると既に兄さんは部屋で寝ていた。
少しほっとした。
正直帰るのが怖くて玄関の鍵を開けれなかった。

『明日は寝坊しないように早く寝る!』

部屋に入って携帯を開くと、柊からのメッセージと可愛いスタンプが送られてきていた。

『僕も寝る』

凄く楽しみだ。
けどどこ行くのかな?
柊は俺に任せろって言ってたけど・・・

明日は朝の10時に駅前で待ち合わせだ。
格好も髪型もネットで調べて決めたし、あとは寝坊しないようにするだけ。

目の前に貰ったプレゼントが目に入る。
確か仁から回ってきたやつだ。
何入ってるのかな?
袋を開けると箱が入っていた。

「なにこれ・・・」

ただの白い箱。
文字も何も書かれていない。
恐る恐る開けると中にはかなり卑猥な物が入っていた。

「はぁ?!////」

いやいやいや!
要らないし!

慌てて仁に電話する。

『はーい。』

「はーいじゃないよ!!何このプレゼント!?」

『あっははは!綾斗に回ってたのかよ!!』

仁の周りが騒がしい。
まだ遊んでるんだ。

「いらないんだけど・・・」

『まぁまぁ!未来の彼女にでも使えよ!』

「はぁ・・・ふざけてるよ・・・親にバレたらどうすんの?」

『それはそれでおもしれぇじゃん。ま、男なんだし、親もわかってくれるさ。』

「そういう問題じゃ・・・もういいよ・・・楽しんで。」

まだ楽しそうにしてたから早めに電話をぶち切りした。
どこに隠そう・・・
バレるのヤダな・・・
もう少しまともなやつプレゼントしてよ・・・

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