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安土引手茶屋

第3章 石田治部少輔三成の病



急いで階段を降りて自室へとを連れ込んだ
部屋に入るなり三成はを強く抱きしめる

力強く、たくましい体からは男の匂いがしてはドキっとした

「 あなたを誰にも渡したくありません」

三成は抱き締めた腕を緩めずにの耳元で言った

甘い吐息が耳から伝わり鼓動が飛び跳ねる

「様に他の誰かが触れるなんて耐えきれません。貴女を独り占めしたいと思うのは、わがままでしょうか?」

「三成君?どうしたの?」

「気が付いてしまったのです。様をお慕いしていると……その笑顔を全てを愛しています」

紫色の瞳が真っ直ぐに真実を伝える

優しく、強く、揺るぎ無い想いが伝わり胸が熱くなる

「返事は急ぎません。ただこれからは私を
一人の男として見て頂けませんか?」

こんなに素直な気持ちをぶつけられて嬉しくないはずがない

「三成君の気持ち分かったよ。ありがとう。」

ちゃんと目を見て気持ちを伝えた

「様の笑顔が私だけに向けてられる様に日々精進いたします。
他のどの殿方にも負けません。」

「そうだね。秀吉お兄ちゃんと政宗ママ、小姑の光秀さん、小うるさい自治会長の家康、なにより信長パパが強敵だからね。」

「ぱぱ? まぁ強者揃いなのは確かですね。」

「でもね三成君、知ってる? 実は私も三成君の事、とっくに大好きなんだよっ」

!!!!(@ ̄□ ̄@;)!!

二人は最高の笑顔で互いを見つめて
また強く抱き締め合った



ー The End  ー



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