第1章 プロローグ
ルカ
「この花はね、
妖精の鍵だよ。」
美奈子
「妖精の鍵?」
一つだけ望みを叶えてくれる妖精の鍵ーー
思い描いた人のところに、
きっと連れてってくれるんだーーー
ルカが説明する
美奈子
「本当?」
コウ
「そんなの、ウソに決まってる。」
ルカ
「本当だよ」
コウ
「ウソだ!」
美奈子
「ケンカしちゃダメ!」
コウ
「ちぇっ…
いくぞー」
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ある時
教会の中でステンドグラスを見ながら
美奈子が親の転勤で、
引っ越ししてしまうことを知るーーー
コウ
「じゃあ……
もう、ここへは来られない?」
美奈子
「うん。
遠くに行っちゃうから……」
(そうだ。
それから、わたしが、
引っ越すことになって……)
美奈子だけ、ここに残ればいいーー
そうしなよと伝えるコウーーー
美奈子は無理だよーー
悲しい気持ちを言葉にすると
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ルカ
「ぼく、
妖精の鍵、探してくる。
遠くに行っても
きっとまた、会える……
お祈りするんだ
また会えますように。」
美奈子
「また会えますように……」
コウは、
そんなのウソだと声をあげるーー
ルカ
「……信じる?」
美奈子
「わたし、
わたしは……」
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ピピッ
ピピピッ
ピピッ
目覚まし時計の音が鳴り
美奈子
(それから、
3人で一緒に探したけど
もう、どこにも、
咲いていなくて……
結局見つからなかったんだっけ)
(2人とも、
今頃どうしているだろう。
まだ、この街にいるのかな……)
ピピッ
(?!)
「そうか、夢だったんだ……
ルカ君と、コウ君
懐かしいな……
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あれ?昨日の男の子…
ひょっとして…」
時計を見ると遅入学式に遅刻と頭をよぎり
慌てて準備をする美奈子
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