第24章 5月23日 三人で
そのあともダーツでは、
琥一から投げ方を教えてもらったり
ゲームコーナーでは
琥一と琉夏がピンボールで高得点を争っていた。
「1位から20位まで2人の名前ばかりだね。」
楽しい時間はあっという間に過ぎ、美奈子を送っていく琉夏たち。
「また、みんなで遊ぼうね♪」
「おう。」
「うん。」
自宅に帰ると美奈子の母親から、夕飯食べて行きなさいと誘いがあり、招かれた琉夏たち。
「コウにサプライズ🎉」
夕飯は、琥一の好きな肉やビーフカレー、サラダ、色んなおかずがテーブルに並べられていた。
「美奈子ちゃんと、
おばさんに協力してもらったんだ。」
遡ること数日前
母親と買い物にきていた美奈子に
ビーフカレーの作り方を教えてほしいと頼まれた。
せっかくなら、みんなで祝おうとなったと琥一に伝えた。
「あ~その、なんだ、ありがとな/////
おばさんも、ありがとうございます。」
「さて、お腹空いたでしょ?さあ食べましょ!」
「コウ君、主役なんだから♪いっぱいたべてね。」
「え~俺も食べたいーっ」
「琉夏くんもいっぱいたべてね!ママたくさん作ったから。」
誕生日の締めはケーキ。
有名パティシエの人に、
SR400のケーキを作ってもらったそうだ。
「「うわぁーっ!」」
「すげぇ…」
まさか、
自分の誕生日会とか思わなかった琥一。
なんだか恥ずかしいような嬉しいような感覚になる。
心がポカポカすると感じ楽しい時間は過ぎていった。