第23章 5月19日 琥一誕生日
今日は琥一の誕生日。
「はう~(〃A〃)
コウ君の誕生日なのに、琉夏くんにも学校行ったら会っちゃうよね…」
恥ずかしさと格闘しながら制服に着替える美奈子だったが、鎖骨ぐらいに赤いKissマーク。
琉夏を手当てした際に付けられたもの。
「琉夏くんに、どんな顔で会えばいいの
(///﹏///).。oஇ」
今日もお弁当を用意して学校へ向かった美奈子
…
………
…………
クラスに入ると琉夏たちは、まだ来てないようで
ε-(´∀`;)ホッとしていた。
「小波さん、おはよう。」
「あ、おはよう。」
一言二言交わし、席につく。
大迫が入ってきて、出席をとっていたとき
勢いよく扉が開く。
「セ、セーフ?」
「琥一、琉夏…
ギリギリアウトだっっ!」
「ったく、テメエがモタモタしてっからだぞ。
馬鹿ルカ。」
「え~~(・3・)
部屋片付けてくれなかったコウが悪いんじゃん。」
「お前はガキかっ。」
悪態ついてる二人に席につくよう指示する大迫。
クラスメイトはクスクス笑っている。
もちろん美奈子も。
パチッと琉夏と目が合い、目を逸らしてしまった。
………
授業中に自分のノートの上に小さく丸められた紙を見る。
「なんだろ?」
紙を広げると、
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おはよう^^*
さっき目逸らしたよね?
何かあった?
今日のお弁当楽しみにしてる。
琉夏
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美奈子は、
おはよう。
さっきはごめんね。
なにかっていわれても……
お弁当楽しみにしててね。
ーーーーー返した。