第20章 5月16日 土曜日 葉月家
目の前の高層タワーマンションを見ている美奈子。今日は葉月家に招待されたのだ。
「わぁ(❃•ᗜ•)これがタワーマンションかぁ…」
中に入ると見取り図があり
「なになに…スポーツジム、プール、子供広場、
ビリヤード?!カラオケ?!スパ!?ミニシアター?!」
その他にもレストランがあり和食、洋食、中華、フレンチなど
1階のエントランスは広々としている。
呆気にとられていると執事風の男性に声をかけられた。
「お客様、大変失礼致しますが、
小波 美奈子様でいらっしゃいますか?
わたくし、葉月様担当の水島と申します。」
「は、はいっ!」
「葉月様からお話しは伺っております。ご案内致します。」
「よ、よろしくお願いします。」
実はこのタワーマンションは、コンシェルジュとは別に各家庭に執事がつく話題の超高級マンションなのだ。
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「葉月様は最上階のワンフロアでございます。
到着しましたよ。でわ、何かございましたらお申し付け下さいませ。」
「ありがとうございます。」
エレベーターを降りると
床は大理石で出来ており、新築だけあってピカピカだ。
インターフォンを鳴らすと、波美が
いらっしゃいと笑顔で出迎えてくれた。
お邪魔しますと部屋に入ると、珪が子供と遊んでいた。
「よく、来たな。迷わなかったか?」
「珪くんが教えてくれた通りに来れたよ。」
「紅茶がいい?ジュースもあるけど。」
「あ、ジュースで…」
空いてるとこに座ってと珪たちに言われ座ると
美奈子に気付いた葵が笑顔で寄ってきた。
「あっ♪あう…うっ♪」
「葵くん♡こんにちわぁ。」
抱っこをせがむ葵を笑顔で抱っこする美奈子。
その様子をみてる珪たちも笑顔になる。