第19章 学校6
学校へ着くと、クラスメイトたちが美奈子を取り囲んでいる状態が目についた琉夏と琥一。
「今度はなに、やらかしたんだ?あいつは(´△`)」
「コウも、心配なら心配って言えばいいのに。素直じゃないな。」
「ばっ////てめぇ!」
琉夏たちに気づいたクラスメイトが、
はば学の新聞を興奮気味に見せた。
「見ろよ、これっ!」
新聞を渡したクラスメイト
はば学新聞の見出しに
«はば学のアイドルを助けたのは誰なのか!?そのあと2人は仲良くイケメン王子と楽しくショッピングデート?!»
「………なに、これ?」
「………なんだこりゃ?」
「小波さんが、昨日駅前でナンパされたらしいだけど、黒髪の爽やかイケメン王子が助けたって記事だよっ!」
「「ナ、ナンパ?!
爽やかイケメン?」」(^_^ꐦ)
新聞には、美奈子に肩を抱き寄せてる写真が掲載されていた。
「へぇ…」
口は笑っても目が笑ってない琉夏に
男子生徒はΣ(゚Д゚)ヒッとビビる。
騒ぎの中心を見ると美奈子が事情を説明しているようだが対応に四苦八苦していると、勢いよくドアが開きバンビ!!といいながら近づく女生徒。
「カ、カレン?!」
「カレン様っ!」
「花椿がなんでクラスに?」
美奈子を背に隠し
やっぱり、こうなっちゃったかぁ~ごめんね。と告げた。
「あの写真、わたしなんだわ♪
なかなかイケメンに書かれてるみたい♡」
・・・えぇー∑( °口° )!?
昨日起こったことを、美奈子とカレンで説明
「花椿は、男前だなぁ~」
「女子にしとくのもったいねぇ~」
「さすがカレン様♡」
「はぁ~♡私も花椿さんに♡♡」
あちこちから声がきこえる。