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【ONE PIECE】サキエルがほほ笑むのは...

第9章 怒りの果ては…


「それは、おんどれが一番よォわかっちょるじゃろ。」
「おォ〜サカズキは厳しいね〜」
「説明をしてもらおうか…その能力について。全てを」

抵抗する気はないが、この手錠を見るからにすると思われているのだろう。

「まず初めに、名前を教えてもらおう。もちろん、ちゃんとファミリーネームもつけてだ。」
『…名前は…ポートガス・D・アンです。』
「そうか。ガープあっとるのか!!」
「あァ、わしの孫じゃ嘘は言わん!」
「では、次に家族構成を言ってもらおう。血族を。」
『…祖父はガープ中将。兄が2人と弟が1人います。』
「そうか…で血のつながりがあるのは。」
『……ッ!!……兄1人です。』

ゼンゴクさんの眉間のシワが少し濃くなったのがわかった。

「では、本題に入ろう…その実を手に入れたのはいつだ。」
『…この力は私が3つの時に誤って食べて手に入れた物です。』
「そうか…なら海軍に入ってからではないのだな。」
『はい…』
「なぜ隠した…」
『…それh「わしが言ったんじゃ」…おじいちゃん。』
「なぜだガープ。」
「そりゃ可愛い孫娘を兵器のように使うことはできんじゃろ。わしは孫娘に嫌われたくないんじゃ!!!」
「ふざけとるのかッー!!!」
「いーや、ふざけとらん!!!」
「お前も分かっているはずだぞ!!この力がどれほど脅威になるか!!!」
「分かっておったから言い出さんかったんじゃ!!!」
「ばかもーーーんッッ!!!!」

センゴクさんとおじいちゃんは2人で言い争っていた。私はおじいちゃんの言葉に冷静になれていた。

「センゴクさん。こんな質疑になんの意味があるんじゃけんのォ?
言ってやったらいいんじゃ。」
「サカズキ…」
「おんどれの素性全部知っとるけん。逆らうなと。兄貴も父親の名前も知っとるけんのォ。」
『ッな、なんでッ!!!』

バッと勢いよく顔を挙げるとそこには苦しそうな顔をしたおじいちゃんがふと映った。

「おんどれはあの男の娘じゃけぇ、生きとっていいもんじゃないけぇ。ここにおるからわしらは捕まえんだけじゃ。勘違いするな」

赤犬は冷たく言い放った。その顔は心底わたしを憎む目。
その目は私がよく見ていた…目。

『ッ…』
「サカズキ…言い過ぎだ。いいかアンくん。君は優秀な人材だ。そんな人を私は処刑にはしたくない。どうか逆らわないでくれ。」
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