【ONE PIECE】サキエルがほほ笑むのは...
第44章 開幕
「グララララ…何十年ぶりだ?センゴク。俺の愛する息子は無事なんだろうな…!!!グララララ…!!ちょっと待ってな…エース」
「オヤジィ!!!」
エースの声は悲痛に私たちに届いた。
オヤジ様は薙刀をモビーに刺し、大気を割った。すると島全体に地震が起きて波が大きく揺れた。
『すごい…これが親父様の』
「グラグラの実の能力だい」
「オヤジ…みんな…俺はみんなの忠告を無視して飛び出したのに、なんで見捨ててくれなかったんだよォ!!俺の身勝手でこうなっちまったのに…!!」
「いや…俺は行けと言ったハズだぜ、息子よ」
「…嘘つけ!!馬鹿言ってんじゃねェよ!!あんたがあん時止めたのに俺は…!!!」
「俺は行けと言ったそうだろ?マルコ、アン」
『うん!』
「あぁ…俺も聞いてたよい!!飛んだ苦労をかけちまったなァ、エース!!この海じゃ誰でも知ってるハズだ。」
「俺たちの仲間に手を出せば一体どうなるかってことくらいなァ!!」
「お前を傷つけた奴ァ誰一人生かしちゃおかなねェぞ、エース!!」
「待ってろ!!!今助けるぞォォ!!」
みんなの雄叫びに響き合うやつにやってくる地響き。
『行くよ…!!』
親父様の津波に合わせて、さらに湾内の水から大蛇を作る。
「勢力で上回ろうと勝ちとタカを括るなよ!!最後を迎えるのは我々かも知れんのだ…あの男、あの娘は世界を滅ぼす力を持ってるんだ!!!」
攻め入るは白ひげ率いる新世界47隻の海賊艦隊
迎え撃つは政府二大勢力 海軍本部 王下七武海
誰が勝ち、誰が負けても時代が変わる!!!
「津波だァァ!!!」
「グララララ!!!!」
大きな津波が海軍本部を襲おうとした時真っ先に立ち上がったのは三大将の一人青キジ
「アイスエイジ!!!」
「青キジィ、若造が!!!」
津波は氷の塊と化して動かなくなった。
『流石に溶かすってのはできないのよねー』
「パルチザン!!!」
青キジは親父様に攻撃を仕掛けたが、返り討ちにされ氷としてパキパキと割れてしまった。これを機にと海軍は砲撃をしてきた。
「さぁ、行くぞ!」
「いい足場ができた!」
『水反膜!!!』
隊長達はどんどんと前線へ上がっていった。私はモビーが壊されまいと砲弾を防いだ。
『あ、ずるいッ!!』
「先行ってるよい」
前線には海軍中将の軍団。
『バスターコールが可愛く見える』