第3章 SSS キャラ×男主(―/7日更新)
★Aアイアンマン&キャプテン・アメリカ(連載主if)
「。マスターベーションは週に何回くらいだ」
「零から一回だよ。そんなに性欲は強くない」
トニーの疑問に素直に答えた途端、隣に座っていたスティーブが慌てて俺を掻き抱いて口元を覆う。唸りながら振り返ると顔が怒りで真っ赤に染まっている。別に減るものじゃないし良いだろ。何より今は俺の定期検診中だ。
「スタークッ! なんてことを聞くんだっ!」
「邪魔するな、じいさん。七十年間冷凍されていた男の生殖能力を確認して何が悪い」
「それなら他に検査方法があるはずだ、わざわざ彼の口から卑猥な返事をさせる事が目的としか思えないっ!」
「はぁ……全く、過保護も大概にしてくれ。フライデー!」
トニーがF.R.I.D.A.Y.を呼ぶと平坦な女性の声が返事をした。かと思えばスティーブが座るソファが急に跳ね上がり、彼もろとも中庭へ転がっていく。
「スティーブ!?」
「害虫駆除システムだ。君の定期検診にキャプテンが同行してくる可能性が十分にあるし、口出ししてくる可能性も十分にあったからな。何はともあれ駆除完了だ。さて、次は精子の検査に移ろうか」
「精子?」
「することをしても種無しなんて嫌だろう。だから検査する。まあもっとも君はキャプテンが横にいる限り、注がれる側だろうけどな」
「?」
よく分からないまま首を傾げる俺の腰を支えながら奥の部屋へ歩みを進めるトニー。一方スティーブはF.R.I.D.A.Y.によって強化ガラスを張り巡らされ、中庭に隔離されてしまった状態で激昂していた。
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