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星条旗のサブマーシブル(R18)

第3章 SSS キャラ×男主(―/7日更新)



★Aキャプテン・アメリカ

キャプテンと恋人になりたい。身も蓋もない願いは絶対に実現できない妄想だった。でも、ただ指をくわえて見ているだけなんて性分じゃないから、オススメのお菓子とか実家で作ってる滑らかな白紙のスケッチブックとかそれに合った書き味の鉛筆やガラスペンをプレゼントして好感度を少しずつ上げてきたつもりだ。取り敢えず友人くらいにはなれないかなって下心丸出しだったけど、キャプテンは優しいから嬉しそうに受け取ってくれてた。
だから「、一緒に映画でも観ないか。僕の部屋で」なんて誘われた時には心の中でガッツポーズした。一緒に映画なんてダチ・オブ・ダチのする事じゃないか、俺もここまで来たか……と緩む頬を隠しながら「行く!」と食い気味に返事をして。
今にしてみれば着いていかなければ良かったと後悔してる。部屋に入って早々に寝室へ誘導され、壁一面に貼られた俺の盗撮写真を見せられてゾッとした。プレゼントしたお菓子はお供え物みたいに置かれてた、一際引き伸ばされた俺の写真に。スケッチブックとペンは遺品みたいに飾られていて。
「……嗚呼、やっぱり……"本物"が一番欲しかった」
振り返ると、はち切れんばかりに股間を膨らませて酩酊した表情のまま溜め息をつくキャプテンが、後ろ手で寝室の扉を閉めて鍵を掛けた。

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