第3章 SSS キャラ×男主(―/7日更新)
★LoTスティール
ピアス穴を開けたは良いものの耳が性感帯だったらしい俺は無駄に敏感になったそこへピアスが装着できずにいた。恥を忍んでサラに相談すると同情こそしてくれたが「ごめんなさい、私にはどうにもできないわ」と至極当たり前な返しをされて今に至る。
自分で触ったってなんともないのに、別の存在に少しでも触られると背中がゾクゾクする。このままつまらない事でピアスもつけられないなんて嫌過ぎるだろ。
「あれ、。ピアス穴開けたのか?」
「っひ……!」
鬱々とした気持ちで会議に参加していた時、隣にいたネイトがなんて事ない疑問と共に俺の耳を触る。人差し指の関節に耳朶を乗せて乾いた親指ですりすりと撫ぜた。その瞬間、漏らしたかもしれないと思うほどに下半身が熱くなって何も考えられなくなり、立っていることも出来ずに卒倒した。逆隣に居たレイが慌てて抱き起こしてくれて事情を察したサラが駆け寄ってきてくれたけど、当事者のネイトだけは真っ赤な顔であたふたしていた。
★CBカート・ヴォーン(※グロテスク描写有り)
誰かがパズルキューブを手にして目をひとつでも揃えれば俺の出番だ。最近の生贄は日記を読む事が多くて出番がめっきり減っていたけど、今回は幸福にも筋肉質な金髪の男が好奇心のままにパズルを解いてくれたから久し振りにこの箱から出られそうだ。
襲い方は化け物ごとに違うけど、俺は致死量にもならない毒を空気中に散布してじわじわと苦しませて殺す。童顔を活かして「助けてください、変なやつに追われてて!」とでも言えば大概『処女』の女が小屋に招いてくれる。
(よし、うまく入り込んだぞ)
俺が呼吸する度に毒が吐き出される。それを吸う人間は初めこそふわっとした快感に浸るけど、直ぐに脳味噌は破壊され内臓は腐敗し目玉や歯が内圧に耐えきれずに体外へ露出する。最期には血と胃の内容物を吐き出しながら窒息して死んでいく。俺は彼らの臓腑を手土産に『神』の元へと帰るのだ。
ああ、思ったよりもみんな早く死んじゃった。『戦士』の男は俺を選んでくれた男だったし人間の中じゃ格好良かったし、せっかくなら少しくらいお話したかったのにな。よし手土産は彼の睾丸にしよう。『神』にネックレスにしても良いか聞いてみよっと。
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