第3章 SSS キャラ×男主(―/7日更新)
★Aキャプテン・アメリカ
人の性癖は多種多様だ。傍から見れば気持ち悪いなと思われる事も自分にとっては興奮材料になったりする。俺は人の肌を舐めると興奮するような倒錯を抱えて生きてきた。もちろん日常生活でそんなことは出来ない。ましてや自分の手の甲とか指を舐めても興奮しない。一度だけ膝を舐めた時にほんの少し腰の奥がズンと重くなった事はあるけど、それ以上は怖くてしていない。
新しい恋人であるスティーブさんは、俺の歪んだ性癖を受け止めてくれた奇特な人だ。馬乗りになって、寝起きで伸びた無精髭が生える顎や頬をちろちろと舐めても怒ったりしない。代わりに緩やかな手付きながら俺の尻と太腿をやらしく撫で回しては彼も彼で性癖による渇きを充たしているようだから、持ちつ持たれつという奴だ。
★LoTアトム
「レイ、起きて」
「ん……」
「レイ、みんな起きてくるから。お前も早く起きろって」
「もう少し……アトムに手を加えてから……」
「寝惚けんな。朝方までセックスしてただろ、俺と」
「……えっ」
「おはよ、レイ」
「お、おはよう、……えっ、僕、君と……」
「嘘だよ、バカだな。早く起きないから冗談言ったの」
「……な、なんだ、嘘か、ははは…………嘘か」
「朝勃ち治めて早くミーティングルーム来いよな」
「えっ!? うわっ……本当だ」
「じゃあな」
「…………からかうのも程々にしないと嘘を真実にしてやるって言ってやりたいよ」
★LoTアトム
コンスタンティンが唯一殺さなかったインクブスという箔がついたせいで賞金稼ぎのハンターに追われまくる日常が嫌になって、奴にくっ付いていくことにした。ご飯はもっぱら奴のを頂戴する事になるんだけど、粘り気とか味が好みじゃなくて飽きてきた。そんな折にタイムトラベラー達の船に乗り込んだんだけど、ここで超好みの精液を持つ野郎と運命の出会いをしてしまったわけだな。
「レイ、お腹すいた」
「嫌だって言ってるだろう!?」
「お前は気持ちよくなる、俺様は腹一杯になる。何が嫌だよ」
「モラルの問題だよ!」
「悪魔にモラルを説かれてもなぁ」
「だ、誰かに見られるのも嫌だし!」
「……じゃあお前のベッドで精液頂戴?」
「ぐぅっ、や、やめろ可愛い顔をしても無駄だからなっ!」
「って言いながらちんこ勃ってるじゃねぇか、諦めろ」
「あっ、ッ……!」
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