第3章 SSS キャラ×男主(―/7日更新)
★CAキャプテン・アメリカ
彼にデリカシーが無いなと思う瞬間はたくさんある。今もそうだ。一緒に薬局へ行くと、決まって買い物カゴに結構な量のコンドームを入れる。紛れもなく俺と使う事になるんだけど、驚くべきは一度のセックスで今買った量の半分くらいは消費されるということ。しかもサイズはXL。俺のアナルは度重なる無体で悲鳴を上げているけど、しっかり快感を拾うのだからやるせない。
(五個入りを五箱……ってことは、じゅ、十二回分)
今夜どれだけセックスをしたいのか、それをコンドームの数で示してくるところは本当にデリカシーがない。俺は溜め息をつきながらお目当ての軟膏を探しにスティーブから離れた。もちろん、我が尻の為に買うのだ。
★CAキャプテン・アメリカ(上記主/スティーブ視点)
僕の恋人は本当に可愛い。コンドームが自分に使われるとわかっていてカゴの中に視線を落としている時の表情が堪らない。恥じらいと期待で赤らんだ頬や潤む瞳、困ったように歪む眉。桃色の唇を一度きゅっと引き結んでから薄く開いて吐息をつく仕草は、僕の下半身をいつも早急に疼かせる。
なあ、。最近、XLでも小さいと感じる時があるんだ。君が可愛くて、君の中がとろとろと絡み付いてきて気持ち良すぎるせいだと僕は踏んでる。軟膏を物色しながら通路の間にちょこんとしゃがむ小柄な君を今この瞬間にも抱き潰してやりたくなるよ。ああ、我慢できない。
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