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星条旗のサブマーシブル(R18)

第3章 SSS キャラ×男主(―/7日更新)



★Aキャプテン・アメリカ(ショアライン連載主)

帰路に着いて電気をつけた瞬間、目の前にスティーブが立っていた恐怖が君にわかるだろうか。暗闇の中で待っていた姿には既視感がある。皆とチーズフォンデュを食べて帰宅した晩と状況が似ている。
「ど、どうした?」
「来い」
だいぶお冠のようだ。大人しく後を付いていくとリビングのソファへ座るよう促される。早くシャワー浴びたいんだけどなぁと尻の据わり悪く膝を擦り合わせていると、眼前にスマホを翳された。スティーブのスマホのようだ、画面を見ると一枚の画像が表示されている。チーズフォンデュをしたあの日にソーセージを食べている俺の写真だった。
「何故スティーブがこの写真を?」
「スタークが送り付けてきた」
「ああー……」
「それより問題はこの画像そのものだ」
「え?」
「分からないのか」
なぜ俺が責められているのやら。写真の中でソーセージへ舌先を伸ばしている俺の後ろは壁で、人の写り込むスペースはないから凶悪犯を確保し損ねているわけでもないし、皿の上が極端に汚れているわけでもないし、口元も別に汚れてない。服装はスティーブに言われて露出は避けていたし、特別にこれといった問題はないように思うが……。
痺れを切らしたスティーブは俺の横へ乱暴に座ると、スマホをなお主張させながら吠えた。「はしたないだろ」と。「ソーセージからチーズが垂れそうになってる、それに舌を伸ばしたらはしたないだろ」と。……何処がだ。

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