第3章 SSS キャラ×男主(―/7日更新)
★Aキャプテン・アメリカ
「離せよ! 糞野郎!」
「暴れるなお嬢ちゃん、ちょっと身体を貸してくれればそれでいいんだよ。君も俺も気持ちよくなるだけだから。な?」
スーパーソルジャー計画に賛同した兵士の中には、結局クズな奴もいたというわけだ。基本的に男所帯で生活する事を余儀なくされる我々にとって性の処理方法はマスターベーション位に限られている。しかしそんな単調な方法ばかりではクズな奴は満足出来ないらしい。そうなってくると比較的体の小さい俺のような人間は恰好の餌になる。女にするつもりなのだ。暴れたところでたかが知れてるからレイプがし易い。
「ひっ、や、やだってば、やめろ!」
「俺ァ、嫌がられると燃える質なんだ。精々暴れて愉しませてくれ……」
「だ……だれかたすけてっ!」
その時だ。かたん、と小さな音が倉庫の扉の方から聞こえた。俺の服を剥くのに忙しいクズ野郎は気付いていないようだけど、俺には分かる。誰かが居て音を立てたのだと。咄嗟に目を向けると、泣きそうな顔のロジャースが立ち竦んでいた。
(うそだ……)
光の加減でもなんでもない、ロジャースの股間が膨れている。勃起しているのだ、俺が無理やり犯されようとしている姿を見て。興奮した様に肩を震わせて陶然とこちらを見詰め、俺と目が合うと弾かれたようにその場を去った。
★SPカーティス(ショアラインビビり主続き)
「確かあったと思ったんだけど」
「……ゆっくりでいいからな」
「う、うん。……おかしいなぁ」
カーティスに頼まれて紙とペンを探していた俺の尻が彼によって注視されている居心地の悪さをずっと感じている。ベッドの下の私物入れを覗き込む姿勢のせいなのは分かってる。降りて探したくてもカーティスが無言で立ち尽くして退いてくれないから仕方なくだ。
「赤ペンならあった」
「……黒も欲しい」
「え……ん、んー」
人に私物をせがんでおいて更に欲するとは注文の多い奴だ。難色を示しながらもういちど姿勢を低くする。その背後でカーティスが俺の赤ペンを舐めていた事なんて知る由もなく。
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