第2章 ポルトパラディーゾ
おやつを食べた後に、しばらく休んでまたポルトパラディーゾに行った私は今度は一人で行動して。
お宝と仲間探し。
しばらく歩くと、ロレッタとジュジュビエーヌがいた。
何かを話してる。
端っこに座ってしばらく聞く。
ロレッタ「まとめると、好きになった事はないけど気になって仕方ないパビアンなんだね、という事で収めていただける?」
笑い出すロレッタ。
ジュジュ「あんたがそうゆう風にしてるんだよ」
ロレッタ「そうだ、アリスってねピーターの事が好きなんだって」
ジュジュ「どうせあんたが、勘違いしてるんでしょ?」
立ち上がってロレッタとジュジュビエーヌの横に座る。
ロレッタ「違う、アリスが昨日言ってたの顔赤かったしずーっと見てたし」
ジュジュ「アリスは仕事してるか見てたんでしょ?」
気づいてない私に。
ロレッタがこっちの方を見て驚く。
ロレッタ「いたの?」
アリス「さっきから、いたよ」
ジュジュ「そうなの?」
扇子でロレッタは仰ぎながら私に言う。
ロレッタ「アリスはピーターの事が好きなんだよね? 昨日言ったら仲間として好きだ俺もって」
ジュジュ「良かったじゃない、仲間として好きなんだからさ」
ロレッタ「えー」
そう言いながらジュジュビエーヌの方を向く。
ジュジュ「アリスさ、好きと言う感情知らない方がいい」
アリス「はい」
ロレッタ「アリスはピーターに告白しちゃう?」
みんなは『ふぅ〜』とか言ってくるし。
アリス「告白したらフラれるどうせ」
ロレッタ「なんで? 色気を出して告白すればいいじゃん」
トリック「色気とかなんの話だ? 船長が呼んでるぞ」
立ち上がって、最後のところまで来て。
みんなに『ヨーホー』と言ってお別れする。
船に戻ると、もう夜ご飯の時間になっていた。
夕食を食べ終わって甲板に出る。
ピーターとトリックが何かを話してる。
するとトリックが去っていった。
チャンスじゃない話しかける。
話しかけようと思ったら今度はシャシャが話してるし。
それから一ヶ月が過ぎて。
ポルトパラディーゾとお別れ。
寂しいが、出航しなければいけない。