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Voice Actors #T

第1章 風邪っぴきさん。


「あ、*先風呂入って来ていいぞ。」
「え?」
「汗かいてるだろ?風呂はいってきな?」
「あ、はい。」
「*ってさ、確かいつでも誰かん家泊まれるようにしてあるんだよな?」
「はい。って、えっ、なんで知ってるんですか?」

そう、私は仕事帰りに夕食行った後、そのまま友達の家に泊まったりしていくことが多くて、普段から下着類とハーパンだけ持ち歩いている。
最初は、お泊まりの予定が急に無くなって、そのまま入ってただけだったけど、意外と女の子の日が急に来てしまった日とかも大活躍で、欠かさずカバンの中に入れるようになった。
でも、この話を達央さんにした覚えがない。
深夜のラジオでは話したような気もするけど…

「あー。ラジオ、聞いちゃったんだよね。」
「え、達央さん私のラジオ聞いてるんですか?」
「え、ダメ?」
「いや、ダメではないですけど…なんか恥ずかしいです」
「いいじゃん。毎回聞けてるわけではないけど、ときどき聞いてるよ。」
「そうなんですね。なんか、ありがとうございます」

なんだか恥ずかしいなぁ。深夜帯なのもあっていろいろ暴露話をしている番組だし。

「まぁ、とりあえず、俺のTシャツ貸してやるから、入ってきな?」
「ありがとうございます。ではお言葉に甘えて。」



達央さんが用意してくれたTシャツはぶかぶかでハーパンが隠れて、なんだかワンピースみたいだし、そもそも達央さんの香りがして、正直いろいろドキドキしちゃってるけど、とりあえずリビングに向かった。

「達央さん、お風呂ありがとうございました。」
「おー、出たか。」

そう言って達央さんはこっちを振り向いた。

「っ!…ちっ、可愛すぎかよ」
「え?何か言いました?」

達央さんはぼそっと何かを行ったみたいだったけど、よく聞こえなかった。

「いや、あー、、、やっぱぶかぶかだな!」
「そうですね」
「まぁ、とりあえず、俺も入ってくるわ。ここいてもいいし、ベッド行っててもいいし、好きにしてて?」
「すいません、ありがとうございます。」

そう言われても、さすがにベッドに行くわけにもいかないので、とりあえずリビングでテレビを見て待つことにした。
でも、なんかドキドキしちゃって、全然内容が頭に入ってこない。
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