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【ONEPIECE】秘めやかな眠り姫

第1章 偶然の出会い




銃声が鳴り響くと同時に薄青い膜に包まれ少女が一瞬で消えた。

少女と入れ違いにカランッと空き缶が落ちる。


「あ、空き缶?」

「おいアイツは!?」


突然の出来事に焦っている男共。

も何事が起きたのかと驚いていたのだが、今がチャンスだと思い、拳銃を取って彼らの足元に撃った。


「や、やりやがったなっ!」

「……貴方達から片付けるわ。」


拳銃があれば怖いもの無し。

男達がに向かって剣を突き刺そうとするが、突き刺すよりも撃つ方が早い。

…人質がいないとなると尚更だ。

2人の始末はあっという間に終わった。

二丁の拳銃をホルスターにしまい、血を出し倒れている男達の横でパッパッと手をはらう。

少女がいた方を見る。

消えたとたん空き缶が突然降ってくるという、奇妙な出来事。

ーーあの子はどこへ行き、無事なのだろうか?

そう思っていると


「おねーちゃーん!」


後ろから、消えたはずの少女が走ってに勢いよく抱きついた。

驚きつつも少女を優しく抱きしめる。


「お姉ちゃん、助けてくれてありがとう!」

「無事だったのね。」

「うん、優しいお兄ちゃんが助けてくれたの!」


目をキラキラ輝かせながら言う少女。

お兄ちゃん?そんな近くに私達以外の人がいたのだろうか。


「お兄ちゃんって貴女の家族の方?」

「うんん、違うよ?
初めて会った!」


親族では無いと言う。

なら一体誰…?

訳の分からないままはしゃがみこみ少女に付いている葉っぱやゴミ、砂ホコリを優しく払ってあげた。


「ま、不思議な出来事があったとはいえ無事でよかった。」


血が出ている膝に、ポケットから取り出した絆創膏を貼る。


「よし、これで大丈夫。」

「うん、ありがとう!


ーーーあ、お兄ちゃん!」


良い返事をした少女は“お兄ちゃん”と言っている人物に指を指した。

いよいよお兄ちゃんの登場か。と思いながらは少女が指した方向を見る。

白いモコモコ帽子に長い刀を握っている男。

彼はーーーー




驚いた。

が昨夜から探していた男が今、目の前にいるのだから。
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