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ただ君だけを-コードギアス-

第4章 もう一人の幼馴染







「カナ、お前は幸せか?」



壁に背中をつけ、窓の外を見上げながらC.C.はつぶやいた。





「私はお前が可愛くて仕方がないんだ…私の痛みや孤独を理解できる人間も私の代わりになり得る人間もきっとお前だけだから」





C.C.は手を伸ばす。
窓の外から見える小さな月をつかむように。






「だから、私を愛してくれ」






それは消えいるような声だった。
C.C.は両腕で自分を抱きかかえながら、
泣いているようにも聞こえるその声で小さく呟いた。




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