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[おそ松さん]舞い降りた奇跡[カラ松][18禁有]

第3章 兄弟との和解


「帰ってきたら、ごめんなさい言うッスー!」

「……クソ松」

『悪かったって、謝ろう』

一松の気持ちは、エスパーにゃんこが代弁した。

「でも、その○○ちゃんって、すごい人だね、おそ松兄さん」

「会ってみたいっすよー!」

「すっごくかわいいんだよ!」

「くそー!うらやましい!」

「だよなー。俺もあんな彼女、欲しいよ」

「やっぱりクソ松だ…。けど、本当かな。殴られてもいいなんて」

「いやいや、一松くん!あの目は、本気だったよ!」

六つ子たちが二人の話をしていたその頃。本人たちは、買い物をしていた。○○が生活するのに必要なものばかりだ。

「お金はまだ、残ってるのか?」

「減ってる気がしないよ」

「なら、浴衣を買わないか」

「浴衣を?」

「もうすぐ花火大会があるんだ。俺も浴衣を着るから、ハニーにも浴衣を着て欲しい」

「わあ、花火大会かぁ。じゃあ買わせてもらおっと」

帯や下駄がセットになった物もあったので、そこから選ぶことにした、

「これなんて、どうだ?俺のイメージカラー、ブルーの花だ」

白地に青い薔薇が描かれた、浴衣だった。

「素敵ね。それにする!」

買い物を済ませた二人は、研究所に戻った。

「ホエホエー、お帰りダス。」

「ただいま、デカパンさん。余ったお金、返しますね」

デカパンは首を横に振った。

「それは、チミのお金ダス」

「えっ!こんなにたくさん、もらえません!」

するとデカパンは、パンツの中から1枚の紙を出した。

「チミは今日から、わしの娘ダス。だから、いいんダス」

それは、戸籍謄本の写しだった。○○の名前の欄に、養女と書いてある。

○○はデカパンに抱きついた。

「デカパンさん。ううん、お父さん。ありがとう!すごく嬉しい!」

「ワシも、嬉しいダスよ」

「よかったな、ハニー」

今度はカラ松に抱きつく○○。

「ありがとう、ダーリンのおかげだよ。ダーリンに会ってなかったら私、どうなってたか…」

「ノープロブレム!俺は、当然のことをしただけさ」

「そうだ!買ってきた服に、着替えてくるね」

「オゥケイ!待ってるぜ、ハニー」

○○は部屋に戻り、下着から全部着替えた。

あまりに可憐な姿にカラ松は、言葉を失った。

続く
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