[おそ松さん]舞い降りた奇跡[カラ松][18禁有]
第3章 兄弟との和解
「だって!あんなに辛そうに話してたもの!ダーリンがどんなに傷ついたか、すごく伝わったもの!」
するとおそ松が、すまなそうにカラ松を見た。
「そっか、そんなに傷ついてたのか。お前、怒らないから、平気だと思ってたんだ。ごめんな」
「僕も、ごめんなさい。でも、カラ松兄さんも、ちゃんと怒らなきゃ、ダメだよ?言葉にしなきゃ、伝わらないよ」
「ブラザー…。ありがとう」
「あんたにも、ごめんな、きついこと言って。でも、度胸あるよな。殴られてもいいなんてさ」
「うんうん!かっこよかったよね!」
「私は、これ以上カラ松に、傷ついて欲しくないだけです。和解したのなら、なによりです」
おそ松は、ニィッと笑うと、カラ松の肩を、ガシッとつかんだ。
「ところで、カラ松くぅん。何かお兄ちゃんに報告すること、あるんじゃないのぉ?」
親指で○○を差す。
「ああ、改めて紹介するぜ。俺のディスティニー、マイスイートハート、○○だ」
「よろしくお願いします」
「そういえば!カラ松兄さん、昨日帰って来なかったのって…!まさか!」
「そうだよ!ダーリンとか言ってたし!」
今度はカラ松が、ニィッと笑う。
「ふっふーん。エキゾチックな夜だったぜ」
「やめてよ、恥ずかしいじゃない。それより、服を買わなきゃ」
「オゥ、シット!そうだった!早く行こう、ハリーアップ!」
呆然と立ち尽くすおそ松とトド松をその場に置いて、二人は商店街へと急ぐ。
真っ白になりながら、おそ松はぼやいた。
「兄よりさきに、童貞捧げやがったな…」
「でも、よかったね。カラ松兄さんをあそこまで理解してくれる人、そうそういないよ?」
「そうだな。カラ松、いい人見つけたな」
「うん!あ、それよりさ。さっきのカラ松兄さんのこと、皆にも伝えないとね」
「ああ。悪いことしちまったからな」
「それと、○○ちゃんのこともね」
「そっちがメインんだろ!」
「やっぱりぃ?」
おそ松とトド松は笑いながら、家へと向かった。
家では他の兄弟たちが、思い思いに過ごしていた。
「たっだいまー!」
「兄さんたち、大ニュースだよ!」
おそ松とトド松は兄弟たちに、カラ松と○○のことを話した。
「そうか。カラ松は優しいから、苦しんでたんだね」
「ああ」