第3章 思惑

「お前は…ずっとあの隊にいるつもりか」
「え…？」

　質問の意図が分からず萌は困惑する。すると白哉は目を伏せ、ひと言残して去ってしまった。

「…いや、呼び止めて済まなかった」

　何だか様子がおかしかったな…朽木隊長らしくない。
　不思議な面持ちでしばらく後を見送り、気を取り直して萌は十三番隊へ急いだ。



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