第2章 ツモルハナシ。
カメリア「そっかぁ、チップが先輩かぁ…。」
チップ「おいら、後輩の気持ちもわかるしさ…それに、船長に褒めて伸ばせって教わったから、沢山褒めてるんだ。あ、それとね、カメリア…」
こうやって、改めて向き合ってチップを見ると
1年前よりも、袖や襟が汚れてる。ボロボロにほつれたところもある。
表情も大人っぽい時があって、背も少し伸びたかな。
色々な所を冒険してきて、色々な経験をして、後輩が出来て…
でも、1年前のチップの良いところは残っていて
1年前よりもすごくカッコ良くなった。
なんだか胸がきゅっと苦しいようなそんな感覚。
あぁ、私…チップのことが好き……
そう思った矢先、
チップ「おいら、最近…気になってる人がいるんだ」