第11章 海、水着、おっぱい!
「ネックレスとブレスレット、どっちが良いですか?」
「うーん……ネックレス、かなぁ。
それなら制服の下にも付けられるし」
「分かりました、じゃあそれで。
好みなのあったら教えてください」
「うん、ありがとう。
赤葦……京治……くんの付けやすいので良いよ」
名前呼びめっちゃ照れるんだけど……!!
光太郎の時は全然平気だったのに。
「呼び捨てで良いですよ。
照れちゃって、可愛いですね」
「私の方が歳上なのに……」
クスクスと笑う。
その顔はまだ余裕を保っているようで。
ネックレスは、小さなハートのチャームの物にした。
お互いの誕生石を身につけている。
お揃いって嬉しいな……。
「喜んで頂けたみたいで、良かったです」
「うん、ありがとう!」
胸元の小さな重みが、幸せを感じさせる。
「いつかちゃんとした物をプレゼントする予定なんで、それまで俺のこと好きで居てくださいね」
「……京治こそ、他の子見ちゃダメだからね」
「はい、夏美さんしか見えてません」
ストレートに物を言う京治に、照れる。