第5章 出会い
眠り方はもう決めてある。
私の中学校の屋上から飛び降りるんだ。
幸い中学校は卒業生だと言えばなかにいれてくれる。
私は後輩に会わないように放課後教室ばかりの場所を通り、階段を上り屋上へ向かう。
なんでこんなにこそこそと一人でやらなきゃならないんだ。なんで誰も認めてくれないんだ。いいだろ、好きな時に眠って、変な時に眠るより何倍もましだ。なのに、、なんで、、
私は階段を上って行く。
着いた
そして張り紙なぞ気にせず扉を開ける。
開けた先、真っ先に思わず目を奪われたのは上に広がっている夕暮れだ。
そしてもう一つ目を奪われたのは黒い色だった。